よくある質問

地域スポーツクラブって何?

現在、どうして地域スポーツクラブが必要なのか?

学校では、子供たちのニーズに合った運動部活動が思うように行われない状況があります。また、幼いころからの運動経験の不足などにより、子供たちの体力・運動能力の低下が進んできました。

社会的にも、少子高齢化の進展や、都市化現象による地域コミュニティの希薄化、日常生活での運動不足による生活習慣病等の健康不安などの問題があります。

このような問題を解決するため、また、それらのニーズに応えるひとつの方法として、地域スポーツクラブが必要とされています。

地域スポーツクラブの特徴は?

多世代:幼児から高齢者まで、幅広い世代にわたって構成されています。

多種目・多様性:初心者からトップレベルまで各技術レベルに応じた活動ができます。また、地域住民一人ひとりのスポーツニーズに応じられるよう、複数の種目から選択することができます。

質の高い指導者:各個人の年齢や体力、目的レベルに応じた指導を行うことのできる質の高い指導者がクラブにはいます。

定期利用できる活動拠点:公共施設や学校施設等を地域コミュニティの拠点として活用し、定期的・計画的・継続的にスポーツ活動が実施できます。

自主運営:クラブ運営や事業企画を会員自らが行い、会員一人ひとりが活動に際して関わりを持ち役割を担って、自主性・自発性を活かして運営されています。

今までのスポーツクラブと地域スポーツクラブとの違いは何ですか?

従来のスポーツクラブは、単一種目で、少人数の人や、主に固定されたメンバーで活動を進めていますが、地域スポーツクラブは、地域の誰もがスポーツに参加でき、いろいろなイベントを開催することで、身近に楽しむことができる地域に開かれたクラブです。

地域スポーツクラブ設立にあたって

指導者をどのように見つければよいのですか?

指導者の多くはボランティアであり、地域社会に生活する人々の中から求めることが基本になります。地域社会にどのような種類のスポーツ指導者やスタッフとなりうる候補者が存在しているか調査しましょう。このような人たちを探す方法には以下の3 種類が考えられます。

1. 情報メディアによる方法

印刷メディアとしては、会報、ちらし、ポスター、そして区市町村広報などがあげられます。会員の中から指導者を発掘する際は、クラブ内にポスターを掲示したり、会報に取り上げたりすることが効果的です。区市町村の広報誌は、住民がスポーツ情報を入手する媒体として広く利用されています。区市町村の広報誌や地方新聞を活用するためには、クラブの活動やニュースを印刷媒体としてまとめたり、会報や写真等を持参したりして、ニュースソースの資料を多く作り、積極的にアプローチすることも必要です。また、他に、ホームページによる人材発掘という方法もありますので、ホームページに情報を載せて積極的に呼びかけてみましょう。

2. 各種団体から見つける方法

クラブ内に適当な指導者がいないときには、外部団体へ積極的に働きかけることが重要です。東京都広域スポーツセンターでは指導者派遣事業を行っています。

お気軽に東京都広域スポーツセンターにご相談ください。

3. 地域コミュニティから見つける方法

地域コミュニティにおける指導者の発掘では、「口コミ」が大きな威力を発揮します。主な対象としては、「地域におけるスポーツサークルやスポーツ少年団の指導者」、「PTA、子ども会、自治会、青少年育成団体、青年会議所、青年団などの地域団体において活動している人材」、「現職教員や元教員」、「学生(インターン)や青年層」が対象になります。

このような方法を使って、指導者やスタッフを効率的に見つけていきましょう。

既存のスポーツ関係者、関係団体との調整はどのようにすればよいでしょうか?

地域には、体育協会、スポーツ少年団、種目別のスポーツ団体などの既存のスポーツ団体や、区市町村の非常勤職員としてスポーツに関わっているスポーツ推進委員がいます。このような方々に、地域スポーツクラブの目的や地域スポーツクラブに参加するメリット等をよく説明し、協力体制を築くようにしましょう。また、できれば、その方々にも地域スポーツクラブの一員になってもらうよう、積極的に声をかけていきましょう。

学校の運動部活動との連携をどのようにとったらよいでしょうか?

地域スポーツクラブには、子供たちのスポーツ環境を一層充実させるために、部活動と連携することが望まれています。地域スポーツクラブに参加・運営している方は、学校の体育施設に活動の拠点を置くにあたっては、自分たちの活動の場を借りるという姿勢ではなく、地域住民である子どもたちのスポーツ環境を良くするという理念を持ち、運動部活動との連携を図るように心掛けましょう。

地域スポーツクラブの運営にあたって

地域のみなさんにクラブを知ってもらうにはどのような方法がありますか?

地域の皆さんに、地域スポーツクラブの活動を知ってもらう広報手段として、以下のようなものがあります。

広報誌・リーフレット

ホームページ

ローカルメディア

広報活動においては、「何を伝えたいか」をあらかじめ明確にすることが重要です。また、伝えたい内容によって、より効果的に伝わる広報手段を選びましょう。例えば、ホームページは、リアルタイムでクラブの情報を提供することが出来ますが、一方、積極的にホームページを閲覧した人にしか情報が伝わりません。伝えたい内容を明確にし、それを分かりやすく、効果的に伝えることが大切です。

クラブ活動を充実させていくにはどんな工夫が必要ですか?

クラブ会員のニーズにあった魅力的なプログラム、また会員の誰もが継続して楽しめる活動プログラムを提供していく工夫が必要です。

クラブ設立後、時間が経過すると、会員のニーズや地域の状況も設立時から変化している場合があります。会員や地域住民を対象としたアンケート調査を実施するなど、地域住民や会員のニーズを汲んだプログラムづくりを心がけるとよいでしょう。

また、プログラムの見直しを行う際、日々の活動記録が重要な検討資料となります。イベントや教室などの活動状況や活動種目、会議内容や会計報告書などの記録を日々作成し、保存するようにしましょう。

クラブマネジャーとはどのようなことをするのですか?

クラブマネジャーは、クラブの経営管理に関する仕事に携わるクラブ運営の中心的な存在といえます。具体的な内容としては、クラブの広報、経理、活動場所の確保など様々なものがあります。東京都広域スポーツセンターでは、クラブ設立・運営の重要な役割を担う人材の育成として「クラブマネジャー養成講習会」等を開催しています。

クラブハウスについて教えてください

クラブハウスは、会員や地域のみなさんの社交的活動や交流の場であり、また、クラブ経営やクラブ情報の発信・集約の拠点となり、会員のクラブへの帰属意識や一体感を高めるシンボルにもなります。

クラブハウスには、事務室、談話室、会議室、トイレ、シャワー・ロッカー室など、活動をしていく上で必要になる設備を確保することが望まれます。しかし、はじめからこれらすべてを備えるのは難しいことです。最初はクラブを運営する上で必要な事務室など、最低限必要と思われるものを確保し、徐々に充実させていきましょう。なお、学校施設を利用している場合には、そこが子供たちの教育の場であることを十分に理解し、クラブ内の施設利用の規則を明確にし、防火・防犯対策をしっかり行い、責任を持って利用しましょう。

地域スポーツクラブの拠点施設として必要な機能は何でしょうか?

拠点施設は、住民のスポーツに対する欲求を満たすための空間であるだけでなく、コミュニケーションをはかる空間でもあります。また、地域住民の皆さんに対し、クラブ情報を発信する機能も、拠点施設にはあるでしょう。

このように考えると、拠点施設には地域のコミュニティセンター的な多様な機能が期待されることになります。

ここで、拠点施設の機能を大別すると、

スポーツ活動を充足する機能

地域住民のコミュニケーションを充足する機能

施設の将来的発展を考えて、住民の生涯学習を保証する機能

が考えられます。

1については、屋外・屋内の多様なスポーツ種目ができるスポーツ施設があることが望まれます。

2の機能を充たすためには、クラブハウスは人々が交流する空間として必須なものです。なお、クラブハウスには、それ以外の機能として、クラブ経営の拠点としての機能やクラブの情報の発信・集約拠点としての機能も望まれます。

3の機能については、地域スポーツクラブがコミュニティセンター的な機能を発揮しようという意思があり、そして会員がスポーツ以外の文化的活動にも関心があるのであれば必要になってきます。

それぞれの地域スポーツクラブの活動内容、規模等により、必要となる拠点施設の内容は異なります。それぞれの地域スポーツクラブに適した拠点施設を確保しましょう。

その他

地域スポーツクラブづくり全般について、どこに相談したらいいでしょうか?

東京都には、東京都広域スポーツセンターがあります。広域スポーツセンターには、専門員など、地域スポーツクラブに詳しい職員がいます。地域スポーツクラブのことに関して、疑問・質問などがある場合は、お気軽に東京都広域スポーツセンターまでご相談ください。連絡先等は、こちらより確認してください。

文化的活動を取り入れてもいいですか?

生け花や合唱などの文化的活動は、スポーツと同じく私たちの生活を豊かにし、充実させる活動です。地域スポーツクラブの会員や地域の住民の皆さんにそのようなニーズがあるならば、積極的に文化的活動も地域スポーツクラブのプログラムに取り入れるとよいでしょう。

スポーツが得意な人しか入れませんか?

実際にスポーツを楽しんだり、指導をしたりすることも地域スポーツクラブへの参加のひとつの方法ですが、地域スポーツクラブの運営を支えたり、イベントの準備を手伝うことも、ひとつの参加のかたちです。また、地域スポーツクラブの活動は、スポーツだけに限るものではありません。将来的には、文化的な活動にも広がっていくでしょう。

地域スポーツクラブは、誰もが主役になって楽しむ場です。スポーツが得意な人も得意でない人も一緒に楽しみましょう!